吉方位で運気アップ！Part1：吉方位とは？ 開運に向けた基礎知識

吉方位とは？方位学のメカニズム

吉方位とは、「その人にとって運気が良くなる方向」のこと。方位学における、良いパワー＝追い風（吉）になる方位のことです。

そもそも方位学とは？

いまから4,000年前に、中国大陸で始まった、この世にあるすべてのものは、”木・火・土・金・水”の5つの気のどれかに属するという陰陽五行思想に基づいた学問です。

同じ気、もしくは下図で隣に来る気同士は、相性が良いということになります。
※ポケモンの相性は、この五行説を基づいて作られていると言われています。¹

この陰陽五行思想を「人」と「方位」に当てはめたのが、方位学です。
自分の「気」を知り、その気と相性の良い気を持った方位へと出かける行動こそ、開運をもたらすとされ、昔から使われてきました。方位学は、【最強の開運術】ともいわれています。

方位学では、自然の法則に沿う相性の良いものを「吉」、自然の法則に反する相性の悪いものを「凶」と判断します。つまり、その日、その時期にその人の星によって、相性の良い星が入った吉方位に出かければ運気はアップし、逆に相性が悪い星が入った今日方位に出かけると運気はダウンします。

吉方位の基本的な考え方

方位には「良い方位」と「悪い方位」がある

吉方位旅行を実践する前に、まず「良い方位」と「悪い方位」があることを理解しましょう。良い方位のことを吉方位、悪い方位のことを凶方位と呼びます。

「吉」「凶」と聞くと、天地をひっくり返すような大げさなものを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、そんなことはありませんので、ご安心くださいね。

すべての占いにおける「吉」「凶」は物騒なものではなく、ただ「自然の法則に照らし合わせて判定したもの」です。

つまり、自然の法則に沿う＝その人にとって相性の良いものが「吉」、自然の法則に反する＝その人にとって相性の悪いものが「凶」と判断します。人も自然の法則に沿う行動をすると運が向いてきますし、自然の法則に反する行動をとると運が落ちてきます。

吉方位に出かけることは、川上から川下へと流れに沿って泳ぐようなものであり、凶方位はその逆で川下から川上へと流れに逆らって泳ぐようなものです。

つまり、方位の力は、そのとき、その人の星にとって自然の法則に沿う＝相性の良い吉方位に出かければ「追い風(吉)」となり、自然の法則に反する＝相性の悪い凶方位に出かければ「逆風(凶)」になるイメージです。

なぜ吉方位を活用するのが良いのか？

気の停滞との関係性

答えは、気の停滞は、病気や不運をもたらすとされているからです。

本来、人は健康なのですが、無理をすると病気になります。では病気とは、いったいどんな状態のことなのでしょうか？

東洋医学では、『病気＝気の流れの停滞』といわれています。

体の悪い部分を調べるために、東洋医学では、経絡(けいらく)という体の期の流れる道に弱電流を流します。電流の流れ方で、気が滞っていないかを調べ、その結果で正確に病気を発見します。

電流の流れが悪い＝気が停滞している＝病んでいる、ということなのです。

病気の部分(患部)は、気が停滞しているのです。

ですから、病気を治すには、その停滞した部分の期の流れを良くしてやればいい、というわけで、マッサージやあんま、針などが盛んに起こなわれます。

また、気の停滞は、血液の停滞を引き起こし、脳うっ血や動脈硬化などの障害を起こしたり、便秘を引き起こしたりすると考えられています。【病気】という言葉通り、気の病(やまい)が、病気なのです。

これは、水も滞れは鎖、ウジがわくのと同じです。風通しの悪い、淀んだ空気の汚い場所には臭気がたまり、ごみがパイプに詰まれば機能を停止させてしまいます。気の停滞は、人体に病気というトラブルを引き起こすことになるのです。

同様に、人の運の停滞も、実は気が滞っていることが原因です。ですから、その停滞した気をもみほぐし、スムーズに流れるようにすれば、運はたちまちよくなるということになります。

つまり、ほかのいい気（相性のいい気）を体いっぱいに取り入れることで、滞った気はスムーズに流れ始め、活性化し、発展力がつき、その結果みるみる運気も改善していきます。

このように、プラスの作用をもたらす別の気を「祐気（ゆうき）」と呼びます。祐気を取り入れることで、１＋１が２ではなく、１０にもなるような強烈な力を発揮することになります。

こうして、愛情や金運、健康、仕事、人間関係、家庭などさまざまな気の詰まりによる不運を、回復させる効果的な開運法が、方位学による吉方位への旅行、おでかけ、移転なのです。

そのほかにも、方位学の吉方位を応用して、いいお買い物ができる方向、楽しいデートになる方向、いい事務所が借りられる方向、いい結婚相手が見つかる方向、取引・交渉が成功する方向など、吉方位活用法はさまざまにあります。

吉方位を取り入れて開運するために

まずは自分の「本命星」を知ろう

【吉方位旅行】や【吉方位おでかけ】にでかけるとき、その日、その人にとって相性の良い吉となる方位とその人の星の調べ方を説明します。

方位学でいうその人の「星」とは、生まれ年である「本命星（ほんめいせい）」のこと。そして、その人にとって吉方位を探すためには、その人の星＝生まれ年である「本命星」を調べることが必要になります。

以下に早見表を付けますので、そちらをみて、生まれた年から自分の本命星を調べてみてくださいね。

本命星を見る際の注意点

ただし、本命星を見る際、以下の2点に注意が必要です。

①　立春前後で年が変わる

方位学では一年の始まりが立春（旧暦の2月4日、うるう年の時は2月5日）になるため、立春以前に生まれた人は、前年の星が本命星になります。例えば、平成元年1月20日生まれの人の本命星は、二黒土星ではなく、前年の三碧木星となります。うるう年は、上記の表で赤○で表示しておりますので、そちらで判断してくださいね。

ただし、2025年のみ1年の始まりが2月3日となりますので、その点ご注意ください。（緑色の五角形で印がついています）

②　立春に生まれた方は要注意

2月4～5日に生まれた人は生まれた時間によって本命星がかわります。

そのため、上記二つに当てはまる方は、くれぐれも間違わないようにご注意してください。
立春にお生まれになった方で、吉方位について詳しいことをお知りになりたい方は、個別鑑定等でご相談いただけますと幸いです。

本命星からわかる吉方位＝相性の良い星

本命星ごとに相性の良い星がある！？

九種類の星は、それぞれ五行の【木・火・土・金・水】のどれかに属しています。
五行の気にはそれぞれ、良い相性の気があります。それがわかると、九星のそれぞれに、良い相性の星があることがわかります。つまり、あなたの大吉方位とは、自分の星と相性の良い星が入っている方位のことです。

ただし、五黄土星の入っている方位は、五黄殺といって大凶方位。また自分と同じ星の方位も本命札といって大凶方位となります。凶方位はほかにもありますが、「凶方位」については、別記事にてご紹介させていただきますので、そちらをご覧ください。

このように、大吉の方位へいくことで、滞った気（運）を一気に回復、活性化させることになります。そして、運をスパークさせ、幸運の波に乗ることができます。

相性のいい星を意識した行動の取り方

Part2の実践編にて、詳しくご説明させていただきますので、気になる方は下記からチェックしてください。

まとめ

今回のPart1では、吉方位とは何か？吉方位の求め方について簡単にまとめてみました。

この記事内のように、本命星を知ることで、自分に合った吉方位を活用できるようになります。
ただし、実際にどの方位が最適かは、生まれた年や現在の運気によって異なります。

『今年は私はどの方角が一番いい？』『人気運UPして商売繁盛につなげたい！』『いい人と結婚したい！』『凶方位の影響を受けてしまったかも…？』そんな疑問や不安がある方は、個別鑑定で詳しくお伝えできますので、お気軽にご相談くださいね✉

次回のPart2では、吉方位おでかけ、旅行、引っ越しについての実践編を解説していきます。ぜひ下記からご覧ください。

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今年の吉方位についてお知りになりたい方は、コチラからご覧ください

実は、西洋占星術でも吉方位の開運行動ができるのはご存じでしょうか？
今回お伝えした九星気学を基にした吉方位との違いを理解したうえで活用していかれると、より開運パワーを実感できるのでオススメです。

その他

参考文献

記事内の注釈について

1. 占いに興味のない方でも「ポケモン」と聞くと、おそらくちょっと話を聞いてみたくなるはず ↩︎
2. 福井県小浜市のお隣、おおい町名田庄地区は、そんな安倍晴明の子孫が応仁の乱後逃れて生活していたご縁もあり、暦会館があります。東洋占星術に関して非常にわかりやすくまとめられています。私も何度か出かけたことがありますが、古代の叡知と星の不思議を肌で実感できますよ。占い、特に星が好きなら1度は足を運んでみてほしいスポットです。 ↩︎