今回は、2025年3月29日19:58(東京時刻)1におひつじ座で発生する新月(=日蝕)に注目し、ホロスコープを通して半年間のテーマを占星術的な視点から深掘りしていきます。
なお、12星座別のテーマや具体的なアドバイスについては、既存のコチラの記事をご参照ください。

2025年3月29日おひつじ座の日蝕図から見る半年のテーマ

チャートの全体像
ホロスコープを見ると、明らかに星は下&右側に偏っています。
下側はプライベートの領域を表し、右側は他者とのかかわり方に関する事柄になります。
プライベートでの人とのかかわり方に関して強い関心が呼び起こされるような感じがしますね。
また、このチャートの第一印象を決める東の地平線を表すASC(左端)は、蠍座♏ではじまっています。蠍座は徹底的に深堀する、潜り込んだり、熱狂的なイメージの星座です。
そのため、今回の日蝕を伴う新月では、「熱狂」「深堀」がキーワードになりそうです。
注目のポイント
コチラのチャートの一番目立つところといえば、5のお部屋にいっぱい星が入っているところです。
5のお部屋は「喜びのハウス」ともいわれ、趣味や恋愛など自分の心がワクワクするものを支配する領域です。
このお部屋を支配する星は、愛と美を司る金星ですが、その金星♀と、金星をワンオクターブさらに純度を高くしたような星である海王星♆がぴったりとくっついて入っていて、かつ海王星♆も金星♀も、魚座に対して高い品位を獲得していることからも、相当楽しそうな感じが伝わってきます。浮かれすぎているくらいかもしれません。金星は逆行していることもあり、それが一層ふわふわふわふわ…と浮かれているような感じというか。(ちょっと目を離したらどっか行っちゃいそうな危うさがあるイメージです)
しかしながら、その浮かれすぎてるくらいの場所に、抑制や抑圧を司る土星♄が入っていることから、ふわふわ地につかない感じにも目を光らせて何とか踏みとどまらせられるような感じがします。土星♄はやる気や闘争心を司る火星♂とタイトな調和角(トライン)を形成し、かつレセプション2も伴う3ため、楽しいことを着実に前に進めていきたい、しっかりと完成させていこうとする力強さも感じられます。7室にいる変革を司る天王星♅とは火星♂も土星♄も調和角(セクスタイル)を形成しており、小三角になっています。(天王星は土星ともレセプションを伴うため4非常に強い結びつきが見える)
このことから、他者からの何かしらのアクションが自分にとって新しい視点の発見となり、新年度への原動力となっていくのだろうと思います。
火星と感情や内面・素の自分を表す月は、アスペクトこそありませんが、ミューチュアルレセプションを形成していて強い結びつきがあることがわかります。
それと同時に、今回の新月(外側の自分を表す太陽☉と月☽がぴったりくっついている状態)は、ほぼほぼ6室に入室しようとしている段階です。6室は、自分自身の厄介事や面倒なことを表します(労働や家事なども含まれる)。そのため、自分自身の個人的な課題に向き合うような感じになるのかな。
ただ、6室には心の傷を表すキロンが入っていてかつ火星とタイトなスクエアを形成しており、かつレセプションも伴うため、相当な苦しみや痛みを伴うようなことが起こるのかもしれません。
そのため、今回の日蝕では、人間関係を通して、自分自身の課題と向き合うことになりそうです。その中で、心の傷や葛藤と向き合いながらも、一歩一歩着実に乗り越えて新しい自分に出会えそうです。これらの変化は自分の好きな分野で楽しむ中で起こってきますので、熱狂して楽しむことこそが、今回のテーマになるでしょう。
また、自分自身の課題と向き合う際、人からの意見も非常に参考になるでしょう。自分の中で煮詰まっていたものに対して、大きな変化をもたらしてくれそうです。そのため、素直に相手の意見を聞くこと。湖畔に小石を投げ入れてくれたことにより波が生まれるように、流れに逆らわずとりあえずやってみることが大事になってきそうです。
実際幸せのありかを示すPoFはASCにぴったりくっついているような状況なので、自分自身の内面と深くつながってみること。深堀していく中でこそ、本当の幸せは見つかってくるようです。
(とはいえ、太陽も月も、土星に対して認めない!(Fall)と出ていることから、好きなことをしていていいのかなという葛藤も生まれるのだろうと思います。こんなことしてて意味あるのかな?とかね。でも、それがあなた自身をより大きく飛躍していくための大きなヒントになるので、むしろそこを深堀りしていったほうが良いです。)
2025年3月29日の日蝕図リーディングのまとめ
- 今回の日蝕は、「熱狂」と「深堀」がキーワードとなります、。内面と向き合いつつも、他者との関わりから新しい視点や原動力を得る時期です。自分の好きなものを徹底的に深堀していってください。熱狂してください。それがあなたの幸せにつながります。
これから半年間気を付けるといいこと
- 相手の意見にすなおに耳を傾けましょう。
- 流れに身を任せながら、新たな自分を発見するチャンスです。
- チャートに示される幸せの象徴(PoF)がASC付近にあるように、自分自身の本当の喜びとつながり深堀りや熱狂していくことこそがカギとなります。
最後に
この記事でご紹介した日蝕図リーディングは、あくまで全体の傾向を読み解くための一例です。
もし、より自分自身の具体的なテーマや課題について深く知りたいと感じたなら、個人鑑定での詳しいリーディングがおすすめです。
プロの占星術師とのセッションでは、あなたのホロスコープ全体を考慮した上で、今後の人生の指針や、課題の乗り越え方、そして幸せへの道筋を具体的にアドバイスすることが可能です。
自分の未来を知り、今後半年間どういう気持ちで頑張るといいのか知る意味でも、一度鑑定を受けてみませんか?
星の流れを理解することで、変化に対応するためのヒントが得られ、未来への一歩を踏み出す手助けになるはずです。鑑定にご興味のある方はコチラからお問い合わせくださいね。

専門用語の注釈
- 国立天文台の暦要綱より参照 ↩︎
- レセプションは、惑星同士がアスペクト(角度)だけでなくレシーブされている状態。レシーブは光を受け取ることを表す。 ↩︎
- 土星は火星にTerm&Faceでレシーブされている(レッサーディグニティが2つあることから強くレシーブされていると判断) ↩︎
- 天王星は土星にTermとFaceでレシーブされている(レッサーディグニティが2つあることからも、強くレシーブされている) ↩︎
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